昔、音楽(作曲)を始めたこと(中学生とか高校生とか・・)の時、まじめに音楽理論を勉強しないといけない!!と思っていた。
そして途中からは音楽知識 / 理論は邪魔だな・・・と思うようになった(たぶん20才ぐらいの時)。要は、理論とか知識はないけど感性一発でがーんとかっこいい音楽やれちゃう人に憧れた。ま、これもたぶんある程度長く音楽を続けると出会うよくある考えではないだろうか、とも思うが。
話しは飛んで、先日、Youtubeで元陸上競技選手の為末大 氏と元プロロードレーサーの西薗良太 氏の対談動画を見てて、↑の感覚に似てるなーという話しがあった。10:34あたりの「知り過ぎのデメリット」の話し。
自分は、プロのスポーツ選手ではないし、そうだったこともないので、本当に似た感覚なのかはわからないが、発言を抽象化して音楽に置き換えていくと
西薗氏の発言「自分の中に枠を作りすぎて失敗した」
->昔のオレが思ってたこと: 「音楽ジャンル・手法を知りすぎると枠にはまりすぎてつまらない曲になる」
西薗氏の発言「数字はただの現象なので、それで縛るもの何も実はない」
->昔のオレが思ってたこと: 「楽譜(or ジャンル) は、只の音の記号化なので、それに縛られることは何もない」
と、かつて音楽に対して、似たような感覚を持っていたことを思い出す。
そして、上記の動画でも、
実は問題は、数字をちゃんと理解できていない(自分の)問題であり、数字の意味をきちんと理解して、それに基づいて計画を立てる根拠がしっかりしていることが大事。数字だけわかっても何もわかってないことに謙虚にならないといけない、、、(要約)
みたいな話しになってますが、最近自分も一回りして、音楽理論やアレンジ手法など、中途半端にしか理解してなかったなーと思い、意識的に真面目に理解してみると意外と面白い。
知識をつけることは不自由になることだと、かつては思っていたが、今は、むしろ自由になっていく感じがする。
そんな今日この頃。