メキシコのイメージと言えば、、昼間っから飲んだくれてグゥたら生活の楽園!みたいな感じ。
あれ??オレなんでそう思っているんだろう???とよくよく考えてみると。。。。思い出した、何十年か前に観た映画の「7月4日に生まれて」のせいだ。
そんなことを思いながら成田をたってから12時間後ぐらい、メキシコ シティ空港へ到着。
空港を出ると2月とはいえ夏のような日射し!カラっと乾いた空気!ラテンの空気にテンション上がる。
ひとまず空港からタクシーでホテルへ向かう。
タクシーのおっさんはマイクパットンをちょっと太らせておじいちゃんにしたようなダンディセニョ〜ル
これがラテンのノリか!?と思わせる陽気さと、荒い運転のパットンおじさん。
「オレ、スペイン語わからないよ」と伝えてもスペイン語で気にせずよく喋るセニュール。
前の車が少しでも気に入らないとマイクパットンのシャウトと同じぐらい高速でクラクションをならす。
ラテン系最高ねーと思いまたテンションが上がる。
タクシーはだんだんと旧市街の方へ入っていき、美しい街並みと、土曜日の昼間ということもあり、なかなかの賑わいが目に入ってきた。
いたるとこで演奏しているストリートミュージシャンたちの音楽がよいBGMとなり、旧市街の雰囲気をいい感じに引き立てる。
と、気分よくなってたら、タクシーにガツン!という衝撃!!
お、っと思ったら案の定、パットンおじさんのタクシーと別タクシーとの接触事故発生!
相手のタクシードライバーは若干キレ気味の顔で車を降りてきた。
やや「しょうがねーなー、クソ野郎!」という感じで、こちらのタクシーのパットンおじさんも降りていく。
これは旅の始まりから一触即発のメキシカンストリートファイトが開戦か!?
と車内からドキドキしながら見守っていると、、、
なぜか数秒後「おぉ、我が友よ!セニュール!グラシアス!」という感じでおっさん2人は肩を叩きあっていた。
そして、パットンおっさんは車内へ戻り、席につくと
「オレの友達だったぜ!丸くおさまった!」
という感じのことをオレに言い、何事もなかったかのように走りだした。
うーんメキシコ最高。
ホテルにチェックインすると
早速、夕暮れ少し前の旧市街へ繰り出した。
旅で一番好きな時間は、この最初のホテルにチェックインした後、
街へ繰り出し、適当にあてもなく歩き回る時間。
全てが新鮮に見えて、まさに旅のマジックアワー。
そして19時半からホテルから歩いて20分ぐらいの場所にあるArena Coliseoでルチャリブレを見に行く。
ちなみにルチャリブレの開催場所とチケットの買い方とかはググればわりとすぐに日本語で解説してくれてるサイトを見つけられたが、
直近のスケジュールと時間とかはググってもなかなか探すのに苦労した。
そもそも開催団体の名前知らないのと、スペイン語がわからない。。。というのもあるかもしれないが、
結局、一番確実な方法はCMLL Consejo Mundial de Lucha Libre Oficialのfacebookページのイベント情報見るのが確実でした。
19時半ちょい前ぐらいに行ったらチケット売り場には30人ぐらい並んでいた。
並んでいるうちにスタートしたらしく、中からは興奮した声が漏れ聞こえてくる。
席種がよくわからなかったが、とりあえず1階のリングサイド、みたいなことを言い、なんとか買えた。
怖そうな警備員に入念なボディチェックをされ、中に入ると、いかにもローカルな会場らしい、程よく古く猥雑な感じ。
観光客の外国人2割、8割地元民って感じだろうか。
昭和のパリーグの球場みたいに、いかに面白い野次を言うか、というような感じで
誰かが野次をいい、それを聞いた誰かが爆笑している。
メキシコらしい空中戦、マスク、ヒーローとアンチヒーローの戦い、場外乱闘!野次!、金!、酒!、興奮!
これは・・・・・・梶原一騎の漫画で見た、「悪役ブルース」と同じだ!!(悪役ブルースは地下プロレスだった気もするが、、うろ覚え)
と思い、、、、心底満足。
21時半ぐらいに、大相撲の座布団投げる時みたいに、チップのコインが客席からリングに投げ入れられ、大団円の雰囲気。
まだみなまだ席を立たずアンコールの一戦ぐらいありそうな感じだったが、宴もたけなわという感じだったので、一足先に会場を出て歩いてホテルへ帰る。
22時少し前とはいえ、街はわりと店が閉まっており、なかなか暗い夜道もあり、、
街の中心の方とはいえ、世界最凶レベルと噂のメキシコなので、、、ちょっと怖っーて思いながらも歩き、無事生きてホテル到着。
フライトの疲れもあったので即就寝。
つづく・・・