2015年10月リリースされたRyoma Maeda&Romantic Suicidersのファーストアルバム「シンセサイザーガレージパンクバンド」のミックス・マスタリングを担当したていの元肉屋・逆敏腕ミックスマスタリングエンジニアSteve Havisと、Ryoma Maeda新作EP”Win the whole fucking thing” について語りつくす奇跡の!?対談です。
(ちなみに写真はイメージです)
Ryoma Maeda”Win the whole fucking thing” MUSIC VIDEO(ショート版)
Ryoma Maeda [Win the whole fucking thing]
[Apple music]
[Spotify]
[bandcamp]
[OTOTOY]
Ryoma Maeda: やぁSteve元気だった?
Steve Havis: あぁ、コレステロール値と尿酸値は相変わらず高いけど元気だよ(笑)
Ryoma Maeda: オレの新作”Win the whole fucking thing”は聴いてくれた?
Steve Havis: もちろん!まさかのJungleだったねー
Ryoma Maeda: お、Jungleってジャンル本当に知って言ってる?
Steve Havis: 当たり前っしょ!!H Jungle with T のやつでしょ?
Ryoma Maeda: ま、当たらずも遠からずってとこでしょうか・・・・・
Steve Havis: でも何で急にJungleの曲リリースしたの?
Ryoma Maeda: Jungleリリースした理由は。。。。。。。。復讐ですね
Steve Havis:え????どういう意味?全然意味わかんない!
Ryoma Maeda:とある近所で開催されるレゲエフェスに「オレ、こんなアーティストなんだけど出演させてよー」って送ったら完全無視されたから、ムカついて「オレが超かっこいいJungleトラックリリースして、お前らから出てください!とお願いさせてやるー!」と思って
Steve Havis:マジか!?君、怖っ!それだけの為にわざわざトラック作ってリリースするか??
Ryoma Maeda:いやいや、それだけじゃないよ。ちゃんとリリースした後、そのフェス関係者、そのフェスに来そうな客層に確実に聴かせる為に、ターゲット絞ってfacebook広告ガツンと出してやろうとした
Steve Havis: Oh My God!!!!サイコパス!!!
Ryoma Maeda: でも、トラックのタイトルに入っているfuckという言葉を使ってるだとかなんだか、、で結局、広告の審査に通らず実現せず。。。微妙に文章の表現とか変えたりとか他、色々やって、3回ぐらい審査出したけど、結局通らなかったので、それは諦めた
Steve Havis: 3回も審査リトライしたの??Oh My God!!!!しつこい!!サイコパス!!!
Ryoma Maeda: ま、でも正直なとこ、Jungleとかドラムンベースとかが登場した時、多感な時期だったからかやっぱ好きなんだよねー、、、、4つ打ちで淡々と流れるようなテクノより、ドラムがバカスカ鳴ってるのが。正確に言うとドルリンベースとか登場した頃か・・・
Steve Havis: ところで最近ボーカロイドを使った作品多いけどなんで?
Ryoma Maeda: もともとRyoma Maeda & Romantic Suicidersの「シンセサイザーガレージパンクバンド」の次回作にボーカロイド使うとか面白いねーというアイディアはあったんだ。
ちょうどその頃はセカイノオワリのボーカルを素材にしたボーカロイドが発売された時期で、別にセカイノオワリのファンではないんだけど、
ガレージパンクバンド、と謳ってるRyoma Maeda & Romantic Suicidersとセカオワ + ボーカロイドというギャップが面白いなーと思って
Steve Havis: でも、今、実際に使ってるボーカロイドはセカオワ・フカセのボーカロイドじゃないよね??
Ryoma Maeda: そうだね。実際去年(2018年)からボーカロイド使い始めたんだけど、なんか今は、セカオワが旬じゃなくなってるかなーと。。。なので意外性の面白さがないかなーと思って。完全に主観ですが。
Ema Grace “FAKE”
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Steve Havis: 結局使ってるのはどのキャラクターなの??
Ryoma Maeda: 色々なライブラリのサンプル聴きまくって、一番自分が女性ヴォーカリストに求めるイメージに近いものを探しまくって決定した。
まぁボーカロイドに詳しい人とかだとオレの曲聴いてわかるんだろうけど、あえて公表する必要もないかなーと思ってるので公表してない。
なんかこのキャラです!って言っちゃうとそのイメージがやっぱついちゃうので。
Steve Havis: へぇ〜、そんなもんかねー。ところでボーカロイドを使うRyoma Maedaなりのコツみたいなのあるの??
Ryoma Maeda: コツと言うか、実際の人間のヴォーカリストと同じだと思うけど、そのキャラが一番魅力的に聞こえる音域と、抑揚ってのはあると思うので、それだけはちゃんと真面目に考える。後はテキトー。
Steve Havis: いまいちピンとこないけど、もうちょい詳しく言うと??
Ryoma Maeda: 例えばC3の音が魅力的に聞こえる声質とC4の音が魅力的に聞こえる声質と全然違うと思うんですよ。C3が魅力的な声質にわざわざC4があるメロディー作らなくていいでしょ。逆もしかり。
その声質が一番魅力的に聞こえる音域で逆算的にメロディーを作る。
Steve Havis: えーそんなことまで考えてるのー!!?なんで???理由は何???
Ryoma Maeda: モテたい。
>>>>> 後編へ続く・・・・
「Win the whole fucking thing」の制作秘密を語りつくす(後編)