これまでの人生の中でライブって何回やったんだろーなー。
たぶんツアーがんがん回っているバンドとかやってる人に比べたら全然少ないですが、
とはいえ、幻想交響少年晩年音楽家という肩書きをもっているなりに、それなりにベテランであり、
それがゆえに何回やったか覚えてないくらいはライブやっています。
時にはバンドで、時には2人で、時には一人で。時にはサポートで。
自分の音楽の性質上、
DAW(打ち込み)を走らせながら楽器を弾いてかぶせるというタイプのものが多いのですが、
この様なスタイルでライブするときにいつも恐怖におののいていることがあります。
たぶん、自分に限らず、DAW(打ち込み)を走らせながら楽器かぶせる俗に言う「同期もの」ライブやる人はわかると思うのですが、、、
それはDAW(打ち込み)が止まること!
いや、それぐらいならまだましですが、大体はPCとかMACでそれを走らせおり、
PC/MACを再起動しないといけないくらい固まること!!!
「同期もの」ライブにとってはほんとこれは切っても切り離せない課題なのです。
PCのスペックあげれば解決するかと思いきや、ライブ会場では自宅とは違う爆音がなっています。
ベースの超低音がブーンと鳴ればアル中の手の様に床は振るえ、ありえない振動に長時間さらされたPCは機嫌をそこなったり・・・・
何が原因かわからないけど、何が起きるかわからない!というのがまさに「ライブ」なのであります。
が、ゆえに音が止まる恐怖を感じながらライブするのです。
とはいえ、さすがにそのようなことに無対策では怖すぎなので色々な対策をします。
一番理想なのはPC周りのシステムをもう一個、予備として用意して、パラレルなシステムにできればよいのですが、
なかなか予算の問題、物理的な問題などで難しいものです。
ちなみにRyoma Maeda & Romantic Suicidersのライブセッティング図を簡単に書くと以下のような感じです。
PC周りがベースとかクリックをパラでアウトせずに、単純にメインのトラックを2mixでLR出すだけであれば、
予備システムを用意しておくのはそんな難しくないのですが。ま、完璧に同じシステムを予備として用意しておくのは難しいです。
では、Ryoma Maeda & Romantic Suicidersはどうやってトラブルに備えているかというと、
予備のほうはベースとかクリックをパラで出すのはあきらめて、メインのバックトラックとベースを2mixにした予備データを別途レコーダーに入れて、トラブル時はそれに切り替えて、それをメインのアウトから出す、クリックは潔くあきらめる!という方針にしてます。
あと、基本的にはトラブルが起きないのが一番ベストなのでDAWの負担をなるべく減らすようなトラック構成(エフェクト減らすとか、まとめられうトラックはまとめるとか)はやっています。
あと、万が一、クリック無しになってもドラムが叩きやすいようなアレンジにする等。
Ryoma Maeda & Romantic Suicidersの次回、5月16日のライブでもトラブルがおきないのを祈るばかりですが、
万全の対策で爆音をかき鳴らします!