夏だしベトナム ダナンからタムキーまで往復約150kmのチャリの旅

ベトナムは只今ブーゲンビリアが街中に美しく咲き、夏真っ盛り。
夏といえばふらっと旅に出たくなるのは男子の本能的なものでしょうか。
(男子と言える歳じゃないけど。。。)
しかもちょっと無茶なぐらいがちょうどよい。

というわけで、ふと思い立って
現在の本拠地、ベトナム ダナンから約75kmほど南下した、タムキーという街まで
海沿いの道をひたすらチャリで走るチャリの旅に出ました。

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まずはざっくりgoogle mapを見てルートを決める。

片道約75km。往復約150km。
車だと2時間ぐらいか。たぶんチャリだったら休憩も含めて5時間から6時間ぐらいで着くか・・・。
かつて品川から熱海まで約100kmのチャリの旅をしたことあるから多分体力的には問題ないけど、
問題は炎天下、、、、昼間の気温は約40度ぐらいはある。
そしてチャリは長距離用ではないMTB(ベトナムの道路はガタガタのとこが多いのでロードバイクよりMTBぐらいが普段の生活ではちょうどよい)。
まぁなんとかなるでしょー!

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というわけで旅の開始。
さて朝6時に起き、塩分高めのインスタントラーメンを朝飯で食べ、ダナンのトアンフック橋あたりをスタートとして朝7時に出発。
ローカル自転車屋のオリジナルブランド(?たぶん)の愛車galaxyと共に出発。

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まだ朝早いのでそれほど炎天下ではない。
まずは海沿いの道へ向かい、ダナンのビーチ沿いを南下する

ちなみに持ち物はとりあえず一泊分の着替えと、熱中症予防の冷えピタシートと、凍らせた2リットルのペットボトル、あとしょうしょの食料
(お菓子)のオレなりのフル装備でひた走る。

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まずは1時間ぐらい走り、とりあえずこまめに休憩とるか、と思い、休憩。
歩道に上がり、街路樹のわずかな日陰で休憩

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徐々に太陽も登ってきて、気温も上昇。気分もアガッてくる。

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ダナンの観光地、五行山のを超え、クアンナム省に入る。
ホイアンのあたりに入り、まずはクアダイ橋を目指す。
最短距離の道で行きたいが為に、小さい道を選んだら少し迷子になったりしてはgoogle mapで確認して、迷走しながらクアダイ橋を目指す。

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この辺りでさすがに暑さも本領発揮「マジ暑い!」
クアダイ橋の手前まできたとこで、体も結構疲れてきたので、甘いものが飲みたい!ベトナムではメジャーな存在「さとうきびジュース」NUOC MIAが飲みなくなってカフェに入る。
しかし、、、注文したくても店にいる数人の人たちは全員客席に座ってスマートフォンを見ていて誰が客で、誰が店員なのか不明。。。店の奥へ行くとおばちゃんが子供を抱いてハンモックで寝てる。
さすがに起こすのは悪い気がする・・・。
しょうがないので店の冷蔵庫を勝手に開けて、勝手にジュースを飲む。

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その後、別の客がお会計したことにより、客席に座ってたおっさんが店員だと判明し、無事NUOC MIAを飲む。

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15分ほど休憩後、クアダイ橋を上る。まぁまぁ大きい橋。
今回のルートで本格的な坂道はこの橋だけ。頂点までいくとなかなかいい景色。


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クアダイ橋を超えた後、田舎街の田舎道をひたすら南下する。
たぶん炎天下でチャリで走っている物好きは外国人しかおらず、ヘルメットとサングラスとマスク(ほこりっぽいベトナムでは必需品)をしていても一発で外国人とばれ、子供たちに「Hello!」と声をかけられる。
そういえば、五島列島に住んでたオレが子供の頃も、同じように外国人が居たら「ハロー」と言ってたなーと思い出してほのぼのする。

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そんな中、やっぱり「マジ暑い!!」これマジ死ぬんじゃねーか!!と本格的に辛くなってきて、なんだったら15分に1回ぐらい休憩しないと辛い!!しかも街を超えて、途中から砂漠地帯みたいな感じが続く!!!

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しかも、飲み水を凍らせてもってきたせいで、喉は渇ききっているのにガバガバ水が飲めない(凍っている!!)
店があれば店で買えばよいだけだけど、ひたすら続く砂漠地帯!!
これはやべーと思っても、とりあえず自転車こいで進むしか道はない!!!

そしてなんとか再度、小さな田舎街へ突入し、やっと見つけた商店に入り
店主に「Water」と伝えるが
「????」という反応。
ぞうか!英語が通じていないのか!と気付き、
数少ないオレのベトナム語能力を駆使し
「NUOC」と伝える

「OK!!」店主は満面の笑みで店の奥へ。
「伝わった~」と安心していたら
彼は数秒後、キンキンに冷えたAQUARIUSを持ってきた!
オレが伝えたのは「水」だけど、この場面ではAQUARIUSが大正解である!
この時、心の中で「GOOD JOB!!!」と叫んだ。

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キンキンに冷えたAQUARIUSで元気になったオレはまた南下を続けた。

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だんだん観光地っぽい街へ入り、
最後の休憩地でGOOGLE MAPを見るとゴールまであと少し!

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スタートから約6時間後、ゴールとしていたタムキーのビーチへ到着!!
その後、海で泳いで、地元の海鮮食べて、適当なホテルに泊まって翌日帰りました。


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そして翌日のタムキーの朝日は美しく、やっぱり旅は楽しいなーと思った次第。
でも、当然、帰りも自転車で帰るわけで、、、、この炎天下の太陽が再度、オレを苦しめたのでした。。。。